岩手県立博物館

岩手山を望める丘のミュージアム

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お知らせ

千田家文書 贈呈式典・記念行事(報告会)のお知らせ

2025年08月31日

 これまでの研究によれば、戦国時代に起こり、現在の岩手県大船渡市三陸町綾里字砂子浜に集落を開いたと伝わる千田家。江戸時代には、漁業・林業などを営み、生産物を江戸など遠隔地へ移出する廻船商人でもあり、仙台藩治下の綾里村の肝入という公的役職にも就いてきました。明治時代以降も区長・村長など公的な役職に就くなど、文字通り地域の顔役をつとめてきました。この千田家で代々引き継がれてきた約36,000点の古文書は早くから研究者の注目を集めてきました。まさに質量ともに、全国的に見ても貴重な歴史資料群といえます。
 千田家文書は、東日本大震災津波、先代御当主の逝去などを契機に、公的機関への寄贈が検討されてきました。今般の林野火災など度重なる危機を乗り越え、このほど岩手県立博物館に寄贈されることになりました。その贈呈式典と記念行事(報告会)を千田家において執り行います。
 皆さま、お誘いあわせの上、ぜひご来場ください。


日時:令和7年8月31日(日)11時00分~12時00分 (開場10時30分)
会場:千田家(岩手県大船渡市三陸町綾里字砂子浜48番地)

〈式次第〉
贈呈式典 11時00分~11時15分   進行:大銧地駿佑(岩手県立博物館専門学芸員)
  開式
  贈呈の辞と資料贈呈 千田家・千田家文書研究会
  謝辞 坂本美知治(岩手県立博物館長)
  閉式
記念行事(報告会) 11時15分~12時00分
  報告 齋藤善之(東北学院大学教授)「千田家文書の世界 調査の経緯と文書の意義」

主催・お問い合わせ先:岩手県立博物館 歴史部門 Tel:019-661-2831


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