ウミユリ

陸前高田市立博物館

ウミユリ画像
ウミユリ画像
ウミユリ ラベル
ウミユリ ラベル
学名
Crinoid stem
サイズ
48 mm
採取地
陸前高田市矢作町飯盛
時代
ペルム紀
地層名
上八瀬層
所蔵先
陸前高田市立博物館
解説文

岩手県陸前高田市で見つかった中期ペルム紀のウミユリの化石です。ウミユリは棘皮動物と言い、広い意味ではウニやヒトデの仲間の動物です。
陸前高田市矢作町からは中期ペルム紀の石灰岩中によくウミユリの化石が含まれますが、多くはバラバラになった体の一部として見つかるため、詳細な同定ができないものがほとんどです。
この標本は、旧陸前高田市立矢作小学校に長年保管されていたもので、1918(大正7)年に東北帝国大学(当時)の早坂一郎氏と博物学者の鳥羽源蔵氏によって鑑定された標本と見られ、当時書かれた標本ラベルも残っています。

※学名は現在の古生物学の知見からは再考が必要なものもありますが、標本の性質上、当時のラベルのまま表記しています。

参考文献

大石雅之・熊谷 賢・永広昌之・真鍋 真・本多文人,2013.旧陸前高田市立矢作小学校に保管されていた飯森産ペルム紀化石標本の古生物学史的意義.化石,93,123ー130.

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